蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

ガンダムSEED DVD 5巻まで

ようやく借りているマックスの5巻まで終了。デタ、女の武器(笑)! いやぁ、典型的というか、あまりに型通りな使い方! フレイは色々駆使してキラを駆動させちゃうわけですね。いいのかそれで!!! きっと、あと10話くらい進むと、駆動していたはずのフレイがいつしかキラに心奪われてみたいな話になるに違いない。とおもって見ていたのですが、ここへきてカガリちゃん復活したので、これはもう3角関係に突入するのでしょう。
キラくんどんどん追いつめられて、なんか「発動」!ってかんじでスイッチ入るようになっちゃったし。その都度なんか水晶みたいなんが割れるけど、ついつい笑ってしまうのはこっちが悪いのか? どうせならいっそ、発動しっぱなしならばキラも楽になるはず。虎さんにバーサーカよばわりされてたけど、ずっとその状態で頑張って頂くと。もうフレイもいらん! 漢はこれや! みたいな感じでガンダム磨いてるキラ。素敵だ。ガンダム=少年の成長譚、であるから主人公はどうしてもイジケ役でスタートなのかもしらんが、うーんどうですか。かわいそうだとは思うが、友人を撃つとまで言っちゃうくらいのナニはもっているのに、それらの苦しさから友人の女と寝ちゃうだなんて、そんな使い古されたネタだめよ。と再度思ったり。男って馬鹿ね。
SEED は設定は変えてるけど、コロニー破壊、地球への降下、敵将との出会い、と結構忠実にファースト・ガンダムをなぞっているわけですが肝心のキャラクタがみんな歪んでいて、どうなるのかしら。するとこの後虎は愛人?もろともさよなら、今度のマチルダさん(=バジルール嬢?なのかな)もさよなら。キラは避難している父親に再会するも、オヤジ息子がアレなんで周囲からの避難あびてアル中、アルコールにキラメく生活の中で怪しい遺伝子結合子を生成するマイクロマシンとか開発して、息子に与えて曰く「これ組み込めば威力が3倍に!」さ、注射注射、とか。ないか。そういう読みで展開しちゃうと、クライン嬢はやはりララァで、あ、嫌な展開だな。
つーかアスラン、きみのモチベーションもよくわからんのだよ。母親の死はオヤジの奸計だったことが分かって、かといって地球軍に入るわけにもいかなくて、へんなレジスタンスになっちゃうとか。そのくらいの親離れの儀式があってもいいかもしれない。
モチベーションと言えば結局船に残っちゃう少年たち。フレイの奸計は分かるが、連れションじゃないんだからボロボロと連れ立って残ることないじゃん。中立国うんぬん最初は言っていたけど、ノンポリなだけで、中立でもなんでもないじゃん。ねぇ。そうじてキャラクタの背負っている業が薄いのであります。現代っ子だなぁ。
成長譚という意味では、もう8年くらい前になるのか、エヴァが「成長しない」主人公と言う、最後まで変わらないリアリティみたいなものを提示していて、いまさらどう成長するのよって言うのもあるのかもしれない。キラはこのあとひたすら壊れていって、守るべきもの全てに失望して、禁じられた核兵器で地球を破壊しちゃうかもしれない。コーディネータ全滅させるかもしれない。ってそれは「なるたる」だし。いやイデオンか。
こうしてみると物語のパターンって結構出尽くしているのか、こちらの想像力の問題なのか。パターンを逃れられないのであれば、もうただひたすらに正統派、清く正しく美しくキラ君には成長してもらわないと気が済まないのであります。しかし、成長したところで、彼の行き場はないぞ。どうするんだ。
と、妄想が膨らみつつあるので、結構はまってきました。続巻が楽しみです。
※あ、AmazonのDVDレヴューすごいぞ! 非難の嵐。いやまぁ、フォーストシリーズに張り合うってのは...むりでしょうきっと。スターウォーズなんかも、やっぱ最初のが一番いいもの。ヤオイ趣味まで考慮した、ヲタ的リミックスとして見るのが気楽でいいのではなかろうか。