蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

結婚式

義理の弟の結婚式であった。共同祈願の朗読を頼まれていたので,リハから参加。既にこの時点で,妙な感動に声が詰まる。そして本番。義理の母が感動に涙を浮かべているのを遠くから見て,伝染しまくり。この手の行事には強いはずが詰まりまくる。ううむ。結婚の歓びが感染しているというよりも,結婚した二人を見守る親戚一同の感慨がこちらにもびびっと来た模様。悪い気持ちではない。人間って嬉しくても悲しくても,結局表現の方法を一つしか持ってないんだなーって思う。赤ん坊なんか,まさにそれで、何はともあれ,強く感じたことは泣いて表現する。ふむん。
ところで肝心の我がパートなのだが,なぜかそこだけ司会からのキューがなく,

壇に登る>神父様がイントロを述べる>内容を唱える

なはずがいきなりイントロに入ってしまった! 半ば感動しながら席にいたこちらはイントロであることすら理解できていない。あれ? キューがない,と思っていたら神父様よりアイコンタクト。心中慌てつつ壇上へ。いやはや。こちらまでイントロを読み直しそうになる。なんだなんだ。
冷や汗を押さえていたが,あとでかみさんに聞くとその辺の怪しい流れそのものに気づいていなかったらしく,焦っていたのはこちらだけらしい。ふう。助かりました。
変に派手な演出もなく,淡々と親密な空気の中で進行した式で,その分ひたひたと押し寄せるものがありました。幸せを分けてもらって得した気分。昼から親族一同で食事会をして,帰ってきました。疲れたけれど,いい一日でした。