蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

タナバタ偏頭痛

目が覚めたら見慣れた車内で、電光掲示によれば次の駅は東逗子だった。早川の新刊と空いたビールの缶が手元にあった。状況を理解するのに数秒を要し、財布にあるおろしたての数千円が頭に浮かんだ。列車がホームに滑り込むと、僕は列車を降りた。もう数十分で今日が終わる時刻で、うっすらとガスが出ていた。