蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

平沢進

映画「パプリカ」関連で平沢進の名前を知って(いまさらで恥ずかしい)、いろいろネットの記事を読んだ(気になったインタビューなどははてブにブックマークしているからそっちを参照して欲しい)。そうか、「千年女優」か、とか膝を打ちつつ、氏の志に感動。仕事が印刷業ということもあって、著作権についてはあれこれ考えていた。特に音楽関連のヒステリックなまでの規制については、正直逆効果だと思っていたところだったので、よけいに響くものがある。
結局、シェア>収益という流れを主に備えないと、今後のメディア業界は衰退の道しかないのではないかと思う。いいものは欲しいものだ。ユーザは必ずそこに利益をもたらす。しかしこれだけ情報化され、多種多様なものが流通するようになると、シェアされないクローズドなコンテンツは、そのまま埋没する可能性がある(もちろん、そうしたコンテンツに群がるファンもいるだろうけど)。ある程度オープンである部分を確保しないと、もうコンテンツは売れない。オープンなものに付随するかたちで、これからの利潤は発生するのではないだろうか。
などと、考えている。そうしてみると印刷業って、なにをオープンにできるだろうね。よく考えてみなくては。