蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

病院

糖尿病と宣言されて、さらに血液検査をしてみた結果が出ました。朝から病院へ行き、結果を見ながらいろいろな話を聞いてきました。ちなみに今日の検査は胸部レントゲンと心電図。
さて、とりあえず結果から。

  • 血糖値>110(ほぼ基準値、ちなみに基準値は109まで)へ減少
  • HbA1c>5.5(基準値内ぎりぎり、基準値は5.8)へ減少
  • 総蛋白>8.5、基準値限界にあり、7.5目標
  • ビリルビン>1.2(基準値オーバ、基準値は1.1)
  • リンパ>43.6、基準値内ですが、40%以下目標
  • pH>5.5、基準値内ですが、7〜8.0%目標
  • 比重>1.033、基準値を0.03オーバ。1.020以下目標

といったような結果でした。うをを。がんばった甲斐あってなんとか血糖値ダウン、扱いが「糖尿病」から「高血糖」になりました。しかし、ここまで相当の我慢をしてきたわけで、ここで緩むと一気に元に戻るのでしょうね。ここからが踏ん張りどころです。がんばりましょう>俺。
食事関係の話ですが、総カロリーは現在のままでよし、体温低いので身体を冷やす食べものは駄目(調理した動物性蛋白質とくに四足のものは避けるほうがよい、豚肉はよく煮たものを週に一度食べるくらいならよし、蛋白質は魚と大豆がよい、地場の旬の野菜を多く、生で食べるものを増やす。芋はサトイモ、さつまいも、山芋、大和芋など本土で取れるものはよし、ジャガイモはでんぷんの塊でよろしくない)という指示を得た。甘味は果物からとるのがよいが、これも旬で本土で摂れるものに限る。ちなみに温暖化で沖縄までは本土並みとみなしてよいそうです。北海道はアウト。果物でなければ蜂蜜。黒糖、メープルシロップの順で。白砂糖は「毒」。百害あって一利なし(これはうちの娘もアレルギー体質で、止められていた。まぁ考えてみれば純度の高い糖分で、身体にとって麻薬的な成分なわけですな。何の苦労もなく取り込めちゃうわけだから、身体の機能停止に至るわけで)。要するに、食生活をバランスよくしようという、当たり前の話な訳です。しかし現代では当たり前が難しいわけで。それなりの努力を要します。
さて、現在体重も過去にない値でキープ中なのですが、決定的に運動不足といわれてしまいました。運動不足で動物性蛋白質を摂るのがさらにいかんということです。過剰に情緒反応を伴う志向活動、過剰な感情的ストレスにさらされる生活を送っていると、(加熱調理した)動物性蛋白質を求めるように身体は出来ておるらしいのですが、これを分解するために胆汁が多めに生産されるらしいのですね。で、これが大腸に流れないといけないらしいのですが、私は便秘の状態(食事制限をはじめてから確かに便通は減っていた)で、大腸の変わりに血液中に流れ込んでいるらしい。これがビリルビン? なのだそうです。胆汁は苦いものなのだそうですが、五行の考え方からすると、苦味は心臓を喜ばせないのだそう。飯と甘いものを減らした結果、便秘傾向になったということは、甘味で中和されていた「人生の苦味」を内側に抱えているということなのだそうで。
ちなみに便秘の解消ですが、運動量を増やせない場合、とにかくよく噛みなさいと。あごの動きが自律神経の働きを整えるそうで、しっかり噛める食事をするようにせよと。油の多い食事は噛む回数が減るからよくないということで、玄米食や繊維の多いものが推奨されるようです。
しかし、甘味で人生の苦味を中和って、なにか納得のいく表現じゃないですか? 精神的にも肉体的にも、疲れたときには甘いものが欲しくなります。心身一体、という考え方からすると、あれはちゃんとそういう働きをしていたのですなぁ。しかし、甘味は胃腸には逆の作用をするということで、身体というのはバランスを欲するものなのです。ぼくの身体は偏っていたわけですね。
なんだか、数値改善されて嬉しいのとともに、やっぱりこの生活を続けるのね、という一種の諦念というか悔しさというか、そういう負の感情もまたある。食べることが出来ない、飲むことが出来ない、そういう制約や制限が外的に与えられるのは中々のストレスなのであります。「できない」を「しない」という内的な制限へ意識変革していかなければならないわけで、この辺は身体的な病を精神が克服できるかという、なにか精神修業的な世界なのであります。人間の意識って面白いなぁ。やはり自由を志向するんですね。抑圧には弱いのだ。
今後、今のままの生活を続けていくか、はたまた変えていくか、色々と考えなければならないと思っています。ストレスの多い生活を改善することは必須なわけで、それをどう実現するか、悩ましいところであります。早く宝くじが当たってくれれば、マイキといっしょに脱サラするのですが。何とかならないものでしょうかね。