朝日ソノラマが店じまいをするというニュースをtwitter経由で知る。朝日ソノラマといえばクラッシャー・ジョウ、中学にあがったばかりの頃、友人がこれを読んでいて、自分も追いかけはまったのだった。思えば、それがSF初めである。ダーティーペアシリーズよりもずっとバイオレンス度が高く、とにかく受難のジョウ、という印象が今は残っているが、スペースオペラの楽しさを教えてくれたのは間違いなく同シリーズで、以後ハヤカワ方面に流れてしまいはしたが、ソノラマがあることは自分にとっていつでもそこに戻れるという安心感みたいなものを与えてくれていたように思う。近年では神林作品がソノラマ入りをして、ハードカバーで既読だったために手は出さなかったが、そのうち手を出そうか、あるいは、書き下ろしで新刊が入ればいいなぁと思っていた。
しかし、僕が中学に上がった頃の朝日ソノラマ文庫は実に充実したラインナップだった。同時代性というか、そこには確かに熱い流れがあった。本当に残念に思う。
http://www.asahisonorama.co.jp/hp/whatsnew/readers.html
