蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

出たとこ勝負のバイク旅・海外編 バイクの島、マン島に首ったけ(小林ゆき/えい文庫)

★★★半
バイクが欲しくなってからいろいろ調べ始め、マン島のレースのことを思い出した。マン島はアイルランドとグレートブリテン島の間に位置する小さな島で、世界最古の民主主義議会を持つ変わった島だ。1907年から今年で101年、ツーリスト・トロフィと銘打った、一周60kmの公道コースを使ったレースを開催し続けている。
本書はそのマン島TTに惚れこんだライターによる紹介書。飾らぬ低い視線がいい。TTの間に知り合った様々な人たちとの交流も暖かく、マン島への好感度が上がる。子供から年寄りまで、ライダーであってもなくても、レースを誇りにして暮らす島の人たちに、文化のなんたるかを見せられる気がする。
マン島は鉄道でも有名で、前から行ってみたかったのだが、余計に行きたくなった。鉄道方面は森博嗣がエッセイや小説で紹介している。また、機関車トーマスでも有名。
最後に、誤字脱字ほか校正ミスが多いのは版元としてなんとかすべきだと思う。雑誌じゃないんだから。 

バイクの島、マン島に首ったけ。―出たとこ勝負のバイク旅・海外編 (エイ文庫)

バイクの島、マン島に首ったけ。―出たとこ勝負のバイク旅・海外編 (エイ文庫)