蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

忙殺

忙殺というタイトルの神林長平の短編があったことを思い出した。かなり暗い内容だったと思う。たしか、探偵と、そう、宗教団体の教祖のような人物が登場し、この教祖のような人物に、探偵は自分の直近の一日なりを、フィードバック再生させられるのだ。自分の意識の背後に、背後霊のように貼り付けられて、24時間なりを、そのまま、干渉も出来ないままに強制再生される。たしか、それを繰り返されるのだったと思う。大変に、パラノイアな、憂鬱な、狂気を帯びた作品だったように思う。
それはさておき、一日、請求関係の仕事をしにいったはずなのに、大物の仕事の最終調整で、ほぼ一日終わってしまった。しかも決着つかず、肝心の請求関係の仕事も残り、明日も稲刈りを放り出して出社することにした。自分でも意識できるほどのプレッシャがかかっており、睡眠不足とあいまって、暴力的な内圧を感じている。今したいことは、夜の高速道路を突っ走ることだが、寝てしまうか、速度超過で捕まるかのどちらかだ。クラブ(↓)なりディスコ(!)なり大音量のR&Bを聞かせてくれるところで、頭が雲丹になるまで音に占領されて体を揺らしたい。ああ、疲れているのだな、としみじみと感じている。とにかく、早く寝よう。この積極的な睡眠への姿勢が、睡眠への義務感から発しているために、やはりストレスだ。嫌なものだね。