蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

不気味で素朴な囲われた世界(西尾維新/講談社ノベルス)

★★半
今月は完全に古野まほろに喰われているなぁ。病院坂黒猫、通称くろね子さんが再登場したのは嬉しいが、それ以外は説得力なし。なにかキャラクタの造形実験、いや、下書きをしたみたいな作品で、中途半端。それなりに面白くは読んだけど、それ以上のものがなかった。どうもだんだんと、なにかこう自家撞着というか、定型化してきたかのような内容が寂しい。西尾維新、もっと面白いはずなんだよお。もっとクールにホットな西尾作品が読みたい。読みたいんだ!

不気味で素朴な囲われた世界 (講談社ノベルス)

不気味で素朴な囲われた世界 (講談社ノベルス)