蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

名古屋〜三ノ宮〜大船

朝、友人Mと共にネカフェから駅下の喫茶店に移動してモーニング。いわゆる名古屋ーなモーニングではなくて、トーストとゆで卵とコーヒーというセット。そこで友人Mの財布から2万掏られていることが発覚。ネカフェでしか考えられないんだけど、いったいいつの間に。
友人Mとはそこで別れ、再び車中の人となって三ノ宮を目指す。米原まで行き、そこで乗り換えて三ノ宮まで。関が原のあたり、感慨をもってあたりを見渡してみる。この辺までは眠いながらも意識があって、車窓の風景を楽しんでいた。

米原では待ち時間0で目の前の兵庫行きだったかの列車に乗り換える。すぐに走り出す列車。ここからは殆ど眠ったままで移動。京都とか通り過ぎたはずなんだけど、まったく覚えていない。大阪で目が覚めたら隣にばぁちゃんが立っていて、席を譲る。目の前に小学生? 連れの親子が座っていたのだけど、おい、譲らせろよな。子どもにはよ。えらい丁寧にお礼を言われて、そのイントネーションが関西のもので、なんとなく関西にいることを実感。
大阪から三ノ宮はすぐで、降りてまずコインロッカに荷物を放り込む。とにかく暑い。スラックスにTシャツという変な格好でうろうろするも、耐え切れなくなってゴムぞうりまで購入。いよいよあやしい姿に。元町あたりで昼食をとるつもりであちこち見て歩き、中華街裏のぎょうざ大学に決める。路地にあり、あまりきれいでなく、かつ並んでいるという、旨い店3大要素を全て満たしていたので。はたして餃子は旨かった。安かったし。神戸ということでこれはもう牛が圧倒的に有名なのだが、ある程度おぜぜを出さないと肉は難しいからなぁ。餃子で正解でした。
そのまま歩を進めて海岸へ行く。メリケンパーク? という恥ずかしい名前の公園だが、眺めや気持ちは大変によく、楽しむ。ポートタワーとか、川崎重工のミュージアムがあったり、時間があれば入りたかったのだけど、今回はパス。売店でソフトクリームを買って、舐めながら街へ戻る。

三ノ宮駅近くのマクドナルドで三ノ宮のついったったーと合流。コーラを飲みながらしばし雑談。なんと埼玉からきたついったったーがちょうど来ているということで、お土産の十万石饅頭を頂く。なんか変な感じ。
17時ごろ彼らと別れ、駅前のデパートで土産を漁る。ついでに夕食用に神戸カツレツ弁当を購入。再び来た道を戻っていく。米原行きに乗ったものの、行きは寝てきたから気がつかなかったけれど、えらい米原までって遠い。途中で快速に乗り換えて、とにかく北上。途中弁当を食べたかったのだけど、いっかな列車が空かないので我慢。米原から大垣行きに乗り換え、大垣着。ここで土産に田中屋の味噌せんべいを買う。これが旨いのよ。
再び乗車して、名古屋を目指したのだが、ようやく列車ががらがらになったので、大垣で購入したビールと共に弁当を拡げる。電車で食べる弁当っておいしいんだよね。



写真でお分かりのように内容はカツ丼のような構成になっている。肉は一枚肉でなく、薄くスライスした肉を巻いてあげている様子。ちゃんと牛の味がして(当たり前だけど)、肉を食べている気になる。秋味をのみつつ、車窓から見える月を見上げて、いい気分で移動。名古屋でいったん下車する。

名古屋では再びみやげ物を漁って、ういろう、しゃちほこ饅頭、じゃがりこなどを購入。駅の周りのマクドナルドを4件廻ってようやく、電源確保できるマクドナルドを見つける。電源取れる店が少なすぎるよ、名古屋のマクドナルド。過剰なサービスこそが名古屋の特徴だと思うのだが、これはいったいどういうことだろう。
もっとも、電源を取れるようにすると、無駄に長居される客が増えるということなので、店としては損失のほうが大きいらしい。ビジネスマン対応のはずが、そうならなかったということの様子。最近ではモンハンにはまった学生の群れとか、苦慮しているというけど、それなら少し単価上げるとか、席代取るとかしてもいいかもね。それで快適に過ごせるなら払うけどな。
で、その儲けにならない客の見本のように、コーヒーを飲みながらモバイルとPHSを充電しつつ、ムーンライトながらの出発時間を待った。23時55分発ということだから、20分くらい前に移動して、ホームで待機する。上りのムーンライトながらはけっこう混んでいて、デッキに立っている人もけっこう見受けられる。荷物を棚に上げて、ビールを飲みつつ読書を開始。
ところが、1時間ほどして、僕の席にやってくる女性がいる。私の席はそこだというので切符を確かめると、なんと、僕の切符の日付、14日になっている! 鎌倉で発券してもらう際に、14日大垣発のムーンライトながらの指定席を、といってお願いしたのだが、指定席区間は豊橋からになり、指定席の切符も豊橋からの物となっている。どうやら駅員が、14日豊橋発というように勘違いして発券したらしい。実際に豊橋を過ぎるときには日付はもう15日になっているのだから、発券は15日でしなくてはならないのだ! ふざけるなJR東日本鎌倉駅某職員! と心の中で毒づきながらデッキへ移動。力なく床に腰を下ろして読書を続ける。うとうとしている間に車掌さんが廻ってきたのでクレームをつけて他の椅子へ移動させてもらったのだが、ほんと、しっかりして欲しいね。
大船着はまだ4時半ごろで、横須賀線の始発まで数十分ある。とりあえずベンチに腰掛けて居眠り。始発で鎌倉へ移動、タクシーがいないので歩いて帰宅。6時前に到着するも、とりあえずと横になって昼まで熟睡した。長い電車の旅もこれでおしまい。久々のことで、いろいろあったけど、楽しかったな。後3、4日あると、京都とか大阪も見てこれたのだけど、まぁ仕方ないね。
結局、学生のように時間がないと鈍行&快速列車の旅は難しいっていうことだ。現地での時間を多くとりたいのなら、時は金なりで、それなりに出費して新幹線とかに乗ればいい。今回は移動に注力したので、それぞれの滞在先ではあまり時間を過ごせなかったけど、その分移動の実感をちゃんと得ることが出来た。やっぱり、遠くに行くときは、遠くに行っている実感が無いといけない。体力のあるうちは、身体で距離を感じたい。そんな関西遠征の旅でした。