蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

とらドラ!(1〜9巻、竹宮ゆゆこ/電撃文庫)

ラノベにはまる36歳妻子持ち男性会社員(しかも管理職)、を思い浮かべて頂きたい。キモッと思ったあなた、残念です。でも、面白いものは面白いのだ。電車の中で読むには、少々その、なんだ、挿絵が不適切だし、俺にやけそうになるし、それを我慢している顔も、多分、キモイ...かもしれない。が、とにかく、面白いのだよ。
ということでとらドラ!である。アニメの放送がスタートして、ニコ動でMAD(特に「盛るぜぇ〜」関連)がワシワシ出来て、その辺りで強烈に引っかかってしまった。内容は手乗りタイガーの二つ名を持つ超絶美少女にして孤高の暴れん坊である逢坂大河♀と、地獄からの使者ばりの凶眼を持つ心優しき主夫高須竜児のどつかれどつかれるラブコメ、なのだが、いや、それだけ、かも。ラブコメ。36にもなって。
大丈夫か、俺。しかし何を隠そう、SFとラブコメには目がない自分、振り返れば「うる星やつら」でオタクデビュー、というかオタクという言葉自体まだ新鮮で、二次コンなんて言葉がまだぴちぴちしていた頃、まさにSFとラブコメの最強タッグを組んだ「うる星やつら」は僕の大切なものをがっちり盗んでいったのです。はい。という過去があるわけで、こういう人間に塗ったり盛ったりする薬はないのですよ。日ごろは空の境界だのなるたるだのブラックラグーンだのと、いささか病気じみた面を強調して壊れた人と同年齢層にはアピール? しているが、中身は所詮ラブコメ男((C)安永航一郎)に過ぎないのだ!(と言い切るだけの自信もないが)。甘甘は、嫌いじゃないのよ、糖尿もちなだけに。
もちろん話のメインとして、大河が気になってもう「大河かわいいよ大河」と日に3回くらいつぶやきつつ、それを上回ってかわいい不思議少女みのりん、腹黒チワワ女と言われつつ出口が無くなっちゃってる亜美ちゃんがもう! もう! 心配でなりません。そんな昨今。3日で2冊以上のハイペースであっという間に9巻までクリア、おそらく10巻で一応の収まりを見せそうだがこれはまだ刊行されておらず、やきもきと日々を過ごすことになりそうです。おっさんが。みのりん〜とか言いながら。あぁ。楽しいなぁ。(相変わらず内容の紹介はしません。買って読んでください。)

とらドラ!1 (電撃文庫)

とらドラ!1 (電撃文庫)