蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

電書から遠く離れて

メモ書き的に、電子書籍について最近感じることを書いておく。 電子書籍熱が平熱を割っている日々が続いている。もういいでしょ?って気持ちもちょっとある。書店とかいろいろ問題はまだ山積みだけど、電子書籍自体はすでに特別なものでなくなったと思うのだよ。 Nexus7持ち歩いて、Kindle本読んでるけど、そのままiPod touchでも続き読めたりとても便利だったり、知らなかったマンガ買って読んでみたりもしてる。普通に便利だよね。 その反面、相変わらず紙の本も買っていて、むしろ勢いは増した感もある。片っ端から積読になっているけど。 電子書籍は普通。不便じゃんって声があるのは、それなりに流通したってことだと思う。気になった本があれば買って読んでみればいいよと思う。でももう、初期のキラメキはないね。普通になった。 流通とか、著者へのフィードバックとか、マネタイズの問題とか、まぁそういうのは、普通になればなるだけ、勝手に解決していくだろう。船は動き出した(沈んじゃったときはもうそれはなんというか仕方ないけど)。 どうせ人は文字を読むことをやめられないのだ。だから、電子書籍は普通になるだろうし、きっと次の電子書籍的なものが登場してくる。それはWEBベースになると思うけど、デバイスはメガネだったりするかもしれないね。その時はまた、僕の熱も上がるのだろう。 残念なのは、いわゆる「書籍」の電子化は動き始めたが、例えばサウンドノベルでもいいけど、そうした電子書籍的なものを包含するような概念の拡大にはまだまだ至ってないことだ。これはちょっと寂しいよね。貢献できてないけど、自分でもなにか作ってみたいと思うのは、こっちのジャンルかな。 はやりの極小出版的なものはちょっと面白い。この所Kindleで100円程度の少ページ物件をよくポチってしまう。この辺はなにか金脈みたいなものもあるのかな。でも、いままで世に出せなかったものをまとめて出版できるってのは凄く面白いな。ネットレーベル的に小型作品がガンガン出てくるとこれは楽しそう。 とりあえず、作れ、読め! そしてまた作れ!、そんなサイクルが出来上がると楽しいですね。あ、これ、同人誌かw そっちの業界ではふつうのコトかもね。