蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

東の海神 西の滄海(小野不由美/講談社文庫)

★★★★
延王尚隆と延麒六太の登極後の話。ふらふらと遊び歩いて公務をこなさない(ように見える)延王に対して立ち上がった州公の息子斡由(あつゆ)。義に満ちた民思いの主として評される斡由はしかし...。ラスト付近、王であることについてかなり熱く書かれています。遠山の金さんタイプの尚隆が実にいいキャラで、まぁサービス過剰な感じで作中働きまくります。13歳の姿で時が止まっている六太は実は30数歳、尚隆に甘える姿はかわいいけどその歳を考えると、ううん、複雑。さあ、次は『風の万里 黎明の空』だ。

東の海神 西の滄海 十二国記 (講談社文庫)

東の海神 西の滄海 十二国記 (講談社文庫)