蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

午前、外出していた時の事。赤羽橋の辺りで、携帯のベルが鳴った。車を道路脇に寄せて、電話を受けた。向こうから、泣いているような女性の声がする。受話器の位置が悪く、なにを言っているのか、はっきり聞き取れない。泣いているのか、笑っているのか。もしもし、もしもしと数回話し掛けるが、返事が来ない。困惑した雰囲気が、受話器越しに伝わってくる。もしもし? サヲリ? 突然明るい声をした女性が話し掛けてきた。もしもし? とうけると、あ、これ間違い電話だ! ゴメン、と切れた。最初の女性は何だったんだ、後の女性もなんだったんだ。いったいなにが進行中なんだ?