蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

世界を肯定する哲学(保坂和志/筑摩新書)

☆☆半
三ツ星にならなかったのはこちらの読解力の問題で、8章、9章のあたりはかなり面白かった。電車でこつこつと読んでいたのだが、なにせ座って読むと寝てしまうので、朝夕の座ることのできない時限定という、えらい時間のかかるものになってしまった。しかし、数年越しの読書で、中断しては読み返し、ようやくなんとか読了。そのうち読み返す必要ありだと思うけど、それはともかく、どうして僕の気になる作家はみなこうも几帳面というか、長距離ランナタイプというか、うーん、ちょっと違うか。彼らの生活に触れたりして、自分のふがいなさ、といか、中途半端さにいつも恐れ入る。中途半端、めんどくさがり、優柔不断。テーマだな、おいらの。


世界を肯定する哲学

保坂 和志

発売日 2001/02
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