蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

首都彷徨

昨夜は青山で肉喰って、その後六本木でクラブでした。おお、クラブデビュー。どうせなら渋谷辺りの若向きなところでデビューしたかった...。
肉はコパ・トーキョーでしたが、バルバッコアの方が上かな。メンツが飲み中心でいたからかもしれないけど、肉があまり回ってこない。肉! 俺にもっと肉を! 味自体は悪くなかったけどね。ボサノバとか生演奏ある店なのだが、誰も聞いちゃいねぇ。まぁいいか。久々のカイピリンがうまい。ああ、バルバッコア行きたいなぁ。
22時過ぎて一次会終了して、そのままタクシーで六本木に。そういやぁ六本木で飲むの初めてだな。いつも車でとおっているんだけど。アホみたいに人が一杯いる。一晩でどのくらいの量のアルコールがこの町で消費されるのだろう。一晩でどのくらいの行き当たりばったりなセックスが消費されているのだろうなんてどうでもいいことを考えながらオヤジどもは店へ。R&B系の店っつって連れられていったのだが、おお、入り口はブラザーが固めてるよ。ブラザーに2k渡して中へ。手前にダンスフロア?があって昔懐かしのミラーボールがくるくる、奥に狭いブース。カウンターでブラザーが酒を配給。Guinessのサーバがあるのでそれと言ったら、でないんだってさ、瓶のGuinessが出てきた。閑散とした店内をスーツやワイシャツ姿のオヤジどもが舞う。蝶のように舞い、蜂のように刺す! とシャドウボクシングのようなスタイルで体を揺するオヤジたち。物凄い違和感の中、遅くなるにつれておねーちゃんが入店しはじめる。黙々と鏡に向かって体を揺するおねーちゃんや、端っこでおとなしく見物するおねーちゃん。そこにブラザーがたかって踊っている。ううむ。そのまわりでお互いを相手に踊るオヤジたち。おお、大和魂はどこへ行った! 異国の男どもに女たちをヤラレちまっていいのか! へらへらと場を見ていたらば、やがて果敢におねーちゃんにアプローチするオヤジ数名。心の中で静かに応援。しかしやっぱり俺たちダンスのセンスないよ。体の作りが違うよ。ぎこちなく迫るオヤジたちにそれでも苦笑しつつつきあってくれているおねーちゃんたちがいて、やはり、酒の力は偉大だ、と感心。祭りだなぁ。
これまであまり言葉を交わさなかった人と、それなりに話も出来て、結構満足しつつ午前2時頃ほぼ解散。「タクシーで帰るしかないよなぁ、社長に金だしてもらえよ」みたいなことを言ってくれる心優しきオヤジたち。ありがとう。でも、きっと出ないからマンガ喫茶でも行こう。自然と足が向かうのはわが心の町新宿。だらだら歩いて明け方到着。南口の出来たばっかりのマンガ喫茶で1時間ほど休む。歌舞伎町のミスドに行きたかったんだけど。潰れてるし。ってそれいつの話だろう。マンガ喫茶も初めてだなぁ。ってしかし、マンガほとんどないのよ。さすが開きたて? ほぼ満席(全部個室)だが、仮眠スペースになっているようで、その少ない蔵書もほとんど抜けていない。誰も読んでないんだな、マンガ。
白々と明ける夜を眺めつつ、朝焼けの鎌倉を自転車で走る。今日は空気に透明感がある。空がとても美しい。この空を見ることが出来たからまぁいいか。そう自分を納得させて風呂に入って寝る。