蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

義憤、ていうか

会社で世話になっている先輩の査定がもの凄く低かったらしい。ごくごく少数の一人で、マイナス査定になる、という話も出たと言う。会社の最大手の得意先をほぼ一人で担当し、過大なノルマにも果敢に向かってきたが、売り上げが目標に達成せず、今回の査定となったようだ。得意先からの信頼も厚く、まさか彼がこのような評価を得ているとは、外の人間は誰も思わないのではないか。そもそも営業部内部での仕事の配分自体が偏っており、内容を考えると到底達成できないノルマを背負わされている時点で、この話は破綻している。もちろん会社側の言い分として、それだけ期待している、出来るはずだと思った、期待に応えてもらえていない、等々、なかば言い訳のようなコメントが出てくるのだろう事は想像に難くない。しかしだ。いわば彼は会社の顔、看板営業である。当社の良心と言ってもいい。そこにこの評価って何よ? 自分の査定や評価にはそれほど興味がなく来たが、(いやそれもまずいんだけど、まぁ、人並みかそれ以上の評価だったから、気にしなかったのかもしれないけど、)彼を見ていると何かムラムラと胸の内に燃えるものがある。義憤と言うと偽善っぽいが、この気持ちに一番近い言葉はやはり義憤だ。会社よ、間違ってるぜ。間違いすぎてるぜ。