蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

組合暑気払い

ビアパーティと銘打って毎年行われるビアパーティ。開会ぎりぎりまで仕事をしていたので、走って会場の九段会館へ。曇天で雨が降りそうだったが、無事に終了。ひたすらにビールを飲んで笑っていた2時間、楽しい時間を過ごす。しかししかし、会場へ向けて走っている間に、請求用の資料(一部抜き)がぎっしり詰まったかばんの口が勝手に開き、上のほうに入れてあった財布がいつのまにか脱落していた!
二次会のあとそれに気づいて、ずーっと財布を捜しながらもと来た道を戻り、それでも見つからないので(当然か?)有斐閣脇の交番に。紛失届を書いていると、その半ばで、警官が
「あ、もういいですよ」
実は届いていたのです、と、奥から出してきた財布はまごうかたなき僕のもの。どうやら身元確認等兼ねて、紛失届を書くのを見守っていた様子。内容が合致したので途中で止めたらしい。ざっと財布の確認をして、受領書に判子が必要だというのでひとっ走り会社までいって判子をとって戻り、それをついて無事財布は戻った。ありがとう、僕の財布を拾ってくれた匿名の高齢な方!
しかしながら、最初財布が届いた際、中身を改めるためにカード類をすべて出したようで、財布はぐちゃぐちゃ。なにがどこにあるのかぜんぜん分からない。東京駅へ急ぐタクシーの中、調べても調べても定期だけがない!(定期が一番高額!)こりゃ定期のみやられたか、と、JRの窓口でSuikaの停止を願い出ました。Suikaの定期って、紛失しても1500円払うと再発行してくれるのですよ。悪用も防げるし、すばらしいシステム。ビヴァ、JR!
で、130円の切符買って、新橋まで移動。東京駅ですでに終電時間を過ぎてたので、選択肢は二つ、磯子まで出てタクシーで帰るか(7000円コース)、かねてよりうわさに聞いていた鎌倉行き深夜バスを探すか。どうせもうとんでもない時間なので、いざとなったらまんが喫茶だと覚悟を決め新橋の駅を出る。するとなんのこたぁない、目の前がバス発着所で、しかも鎌倉行き深夜バスが止まっている。
昨夜の僕は憑きまくっていた。
いや、財布落とした時点で憑いていたのか? という疑問はあるが、とにかく、バスでのんびり寝て帰る。2時過ぎに無事鎌倉着。さらにタクシーに乗って自宅まで。
ところでバスの中で財布の奥の隙間としか思えないところに押し込まれた定期発見という涙のオチもついた。うわぁあああ! あるじゃん! (しかも自分で無効にしてしまっている!)
帰宅3時。
バス代+タクシー代+定期再発行代を考えると、ちょっとくらくらするけど、昨夜の飲み代ってきっとそのくらいだったはず、と無理やりあきらめて済ます。しかしなぁ、財布は落としても、仕事は落としませんでした! 計算機も残ってました! ああ、こんな人生って!(涙)
無意味な散財だったけど、楽しかったからまぁいいか。