蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

私たちみたいな田舎者がビバリー六本木ヒルズなんて行ってしまっていいの

というわけで東京の異界六本木ヒルズへ行ってきました。右を見ても左を見ても見上げてすらカップルだらけ。もう財布の口緩みっぱなしなわけですね。なにやら高級な感じの店だらけだし、辺り一帯消費ムードがもうレッドゾーンなわけで、消費の見返りを期待する若い男性が、己が身を削って働いたなけなしの賃金を注ぎ込み(もぎ取られ)、それでも彼女のうふふーんな雰囲気に鼻の下を伸ばして寒風にも負けずにがんばっているわけです。おまえらがんばって出生率上げろよ。
とかいいながら、こちとら妻子持ちなわけで、世界一汚いエスクードでそんなセレブだかなんだかいう場所に乗り付け、リラッ○まのトレーナきたお子様と歩き回ったりするわけですよ。でもって、お日様はさしてもビル風で体温をもぎ取られる露天にアイスクリーム食べるために並んだりするわけですよ。アイスだよアイス! 震えながらアイス買うわけですよ、エコノミック・アニマルだなんて懐かしい表現だけどもはやエコノミック・修験者! そういっても差し支えない状態なのです。アイスはうまかったけど。で、あっちへフラフラこっちへフラフラ、カップルのほかは田舎出のおいらのようなおじちゃんおばちゃんにもまれて人いきれに頭痛がしたりしながら、東京の熱に浮かされ、気づけばあたりは夕方、ヒルズの道路には真っ白にライトアップされた街路樹が輝いて、またまたカップルどもを刺激するわけですな。だから出生率上げるの頼んだぜ。
と、いやまじ寒かったのですが、カミさんと子ども大喜びだし、飯もアイスもうまかったし、確かに街路樹はきれいだったので、あれで人出が10分の1くらいだったらもう言うことありません。楽しかったです、はい。(でも、もう3年はいかなくていいな)。