蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

『アンダーカレント』その後

潜伏、あるいは微弱な予感 - 蝸牛日記から。
もんたま氏が早速一文したためてくれました。うん、さすがです。こういう文章が書けることに羨望の眼、ってやつですね。作品も外れてなかったようで、よかった。

この作品には「間」がある。しかし隙間はない。

うまいなぁ。ありがとう、もんたま氏。
最近思うのですが、私が書けないのは、適切に考えてないからだと思います。訓練次第である程度まで、自分が言いたいことは掘り起こせそうに思います。そこから先はでも、センスの世界で、こればっかりはどうにもならないのではないか。などなど考えていたり。
先日この作品について「ようするに世界の喪失と再生」などと紋を切りまくった一文を残したのですが、改めて思うに、喪失というよりは、世界をつかめていない、あるいは、世界を(自らに)許していない、そういうところから世界へ戻ってくる物語なのかな、と。事件以後、かなえはあちらの世界に半分以上、身を置いてしまっていて、こちらの世界から緩やかに乖離してしまっていて、ということだったのだと思います。それは、喪失というよりは、奪われた、と表現した方がいいのかなぁ、と思い直したり。
まとまりません。今日は寝るぞぅ(いや、昨日も寝ましたが)。