蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

ガンダム SEED DESTINY

DVD3巻まで視聴。おもしろい。酔っ払いつつ興奮してみる。前回は地球側の視点から初めたが、今回はザフト側から。中立国のオーブが周辺の力に巻き込まれて曲がっていくのが悲しい。かなり猛々しかったカガリがオーブ代表というどうにもならない立場に追い込まれて成す術もない。これまた悲しい。今回はカガリの成長譚でもあるのか? 大西洋連合(のバックには今度は秘密結社ロゴスの皆さんがいるわけですが)のコアらしき米国は明らかに今の米国をモデルにしてるし、米国を中心とした今の国連(実際には中心、といいたくはないが)と、テロ組織と、そのバックとみなされる諸国、という図式をそのままにもちこんで、なかなかにタイムリィ。米国にくみしだかれる日本、という構図もちゃんとオーブで再現しているし、核を落とされるマイノリティ、というところでザフトへのシンパシィも煽る構造になっていてうまい。それぞれに抱えた過去への傷を、外にぶつけることで解消、あるいは利用しようとする勢力と、それを繰り返さないよう、傷は傷として抱えながらも平和を目指す主人公たち、という点では前作を継承しつつも、前作よりも逃れずらい状況を作っている点で、今後の展開が楽しみ。ザフト新議長デュランダルが、物分り良すぎてちょっと怪しいが、これもまた今後の楽しみが待っている、ということでしょうか。しかし、出る杭は打たれる、デルファイはデータベースということでなんというかマイノリティはいつの世にも迫害されるのであります。さてはて、次巻ではフリーダム復活するようですし、ますます興奮の度合いは高まるばかり。といって明日の業務を、回避ー! トリスタン、てーっ!