蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

アトモスフィア1・2(西島大介/早川書房)

★★★半
1巻と2巻の間でSFマガジン2006年5月号のインタビューを読んでいたので、ちょっと不安だったんだけど、面白かった。しかし、オチは、ねぇ。そうきたか、という感じ。いまどきの若者にも分かるのか? ていうかネタじゃん。<ちがうか? 増殖しつづけるドッペルゲンガー、いや、二人以上にもなるからドッペルではないか、とにかく、どこまでも増える世界が気持ち悪い。ここでのテーマとされている「許すこと」だけど、これは赦す、というよりもその状態を認める、let it beなものかと思った。やはり画が凄い。それだけで買う価値あり。

アトモスフィア〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)

アトモスフィア〈1〉 (ハヤカワSFシリーズ・Jコレクション)


アトモスフィア (2) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)

アトモスフィア (2) (ハヤカワSFシリーズJコレクション)