蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

ブラック・ラグーン1〜5(広江礼威/小学館)

★★★★
小学館が広江礼威にマンガを描く場所を与えてくれて本当に良かった。アニメ化されてどこの書店でも平積みになっているが、これを契機に買い揃えた。これまで立ち読み等でなんとなく追っかけてたんだけどね。なにせ帯の文句、伊藤明弘絶賛、てのは効くよなぁ。もっとも今はこの帯でなくてTV放映ものになっているけど。伊藤明弘よりも情があるね。その分残酷、ともとれるけど。主人公ロックの微妙な立場、会社に捨てられて、いわば見殺しになったわけだけど、それで一気に泥沼の淵で生きていけるものか。ごろごろと転がる死を前にするロックを見るたびにそれを疑問に思う。それはともかくロックが自分のなんたるかを徐々に自覚して成長(?)していくのは気持ちがいい。大人になることでもちろん失うものも多いのだけど、それを経て自分のケツをふける男になっていく様は単純にかっこいい。
レヴィの次のせりふもいいですな。

「生きるの死ぬのはたいした問題じゃねえ。こだわるべきは、地べた這ってくたばることを、許せるか許せねぇか、だ」(5巻より)

BLACK LAGOON 1 (サンデーGXコミックス)

BLACK LAGOON 1 (サンデーGXコミックス)


BLACK LAGOON 2 (サンデーGXコミックス)

BLACK LAGOON 2 (サンデーGXコミックス)


BLACK LAGOON 3 (サンデーGXコミックス)

BLACK LAGOON 3 (サンデーGXコミックス)


BLACK LAGOON 4 (サンデーGXコミックス)

BLACK LAGOON 4 (サンデーGXコミックス)


BLACK LAGOON 5 (サンデーGXコミックス)

BLACK LAGOON 5 (サンデーGXコミックス)