蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

おセンチな朝、原宿

7時前に起床、っていうか熟睡はさすがにできてないな。部屋がいすでなくてフルフラットのマットの部屋だったので、寝るのにはよかったけど。なんとなくウィリアム・ギブソンの小説を思い出しつつヨロヨロと起きる。会計をして外へ出ると、そこは竹下通りな訳だが、デジ一をもった肉付きのいいお兄ちゃんたちが女の子の撮影をしている。モデルは2名。雑誌にしてはレフとか使ってないしメークさんもいないし、アマチュアの撮影会かな? 女の子カワユシ。しかし朝の竹下通りってなにか変な感じだぞ。そこに無精髭の男が一人よろめいて歩いていく訳だが。こんなこと初めてだが心臓のあたりが痛んで内心おののく。こんなところで倒れる訳には冗談でもいかないのだ。
表参道を下って(物理的には上って)青山通りまで。はじめてヒルズをみる。なんだかバブリィですな。金のにほいがしますが、こちらには縁なし、あ、円も無し。うまいねぇ。さむいねぇ。SMAP SHOPなるものがあり、その脇からダーッともの凄い列。早朝なのに若い女の子、おばちゃん、おばちゃんにつれられた小学生男子などなどが並んでいる。なんじゃこれは。そういう情熱が微妙に欠けているので見ていてこっぱずかしい感じがする。
そういえば表参道で、ゴミ袋に入ったマネキンの頭を発見。とりあえず撮影。しかし昨今マネキンかと思ってたら人の上半身だった、なんて事件があるから少し緊張。猟奇だなぁ。でも、事件自体は猟奇もなにもなくて極めて事務的な感じがする。ばらすためにばらせば猟奇だけど、隠蔽のためにばらすのはただの作業だ。そういう感じがかえって怖いかも。
そんなこんなで出社したらまだ7時半だった。警備員さんを呼んで社内にいれてもらう。そのままソファに直行して寝直す。だるい。酒が抜けてないなぁ、いつものことだけど。なぜ、飲んでいるときには止められないんだろうね。分かっちゃいるけど止められない、っていうのは分かっていないのだと印哲の森先生が言っていたなぁ。懐かしい。
9時起床、とりあえず顔を洗ってデスクにつくが、何もする気が起きず。とりあえず日記を書いてみる。こういうときは変に筆が進むね。筆は使っていないが。ただ、思ったことを垂れ流しているだけだからか。
世の中には頭を使って文章を作ることのできる人たちがいて、いつも敬服するのだが、僕はだらだらと思ったことを書き連ねるのが好きで、それは他人には読みづらいものなのだろうなぁ。ネットに上げることにどんな意味があるのか、とか言ってみるがその意味ってのがもうめんどくさいね。さて、仕事するか。