蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

メール

メールが好きだ。多分、誰かに打ちながら、自分に話し掛けてたり、自分を少し外に出してまた自分に戻してやれるからだと思う。手紙やメールを延々と書くのはけっこう得意で、そういえば昔カミさんと付き合っていた頃はやたらと長い手紙を書いた。電話だと話ができなくて、双方でなんとなく黙ってしまうのだが、手紙ならばいけたのは、きっとたぶんに自分に向けた言葉が多かったのではないかと考える。今こうして書いている日記も、誰かに宛ててついつい語りかけるように考えてしまうのだが、それゆえに文体も安定しないのだが、それはでも、そうした誰かを経由して自分は自分に話し掛けているような気がする。
メールの面白いのは、しばらくすると本当に自分で無い誰かから返事が来るところだ。それに対して、即時に答えなくていいのがいい。それを読んで、いろいろ考えたりまた考えながら書いたりして、まとめてから答えられるのがいい。距離もいい。しゃべるよりは遠慮なくものを言えるのがいい。
などと、真夜中に考えてみたりする。ところで今日の発見だが、芋焼酎にレモンを絞るのは合わない。これはやめたほうがいいように思う。個性がお互いに強すぎて、方向が違うから味が喧嘩している。芋焼酎はそのままで飲むのがいいのではないかと思う。