蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

CF-R2復活

先日何気なくスイッチをいれてみたCF-R2、起動ディスクが見当たらないというアラートがうっかり出たものだから、これはHDD交換すれば動くんじゃね、と意気込んでリストアをはじめました。
もともとWin2kで運用していたモバイル機で、2年前(2009年末)にアラートが頻発してついに起動しなくなっていたもの。ボードが死んだと思い込んで、代替機はネットブックにしようかどうか迷って、結局MacBookを買ったのでした。
さて、CF-R2はとにかく軽量コンパクト。動くんだったら使いたい。ということで、値段もすっかり安くなった2.5inch IDE接続のHDDを購入。160GBでも5千円しないのだからたいしたものです。
CF-R2の分解はノート型としては非常に簡単。背面のネジ10本を外し、キートップをはがすとCPUにアクセスできます。CPUni被さっている銅製のヒートシンクを外して、スピーカのケーブル等をデタッチすれば天板全体が外れます。HDDドライブは手前右側に収まっているので、緩衝材をばりばりと外してから交換。緩衝材はリユース可能です。
ちゃっちゃと作業を終了して、外付けのドライブからubuntuのインストールディスクで立ち上げてみると、起動途中で停止。同じくVine Linuxのインストールディスクでも途中で失敗。
なにがいかんかねぇ、やっぱりボードかねぇと、若干の敗北感とともに問題の切り分けにはいりました。
とりあえず、追加で差していた256MBのメモリを外して見ると、起動もしない。オンボードメモリがあるはずなのに変だ、ということでMemCheckしてみたら、128MB付近で盛大にエラー。
ググってみると、CF-R2の初期モデル?にはオンボードメモリの取り付けに難があり、トラブルの原因になっているという。基盤のパターンを切ってメモリ自体を殺しちゃうという手があるようですが、ちょっと僕には技術的に難易度が高い。さらに調べると、ツボ押しという手段を発見。めちゃくちゃアナログだけど、オンボードメモリの上になにか板状のものを貼り付けて、ボディと基盤の間で挟み込んで圧着するというもの。
熱のことを考えると、ジャストサイズの金属板を貼り付けるのが最適だと思うんだけど、そんなものはないから、前に使っていたiPhone 3Gに貼り付けて使用する樹脂製のガードをカッタで良いサイズに切って2枚重ねて貼り付けてみました。
ちなみにメモリは基盤の裏側に付いているので、作業はちょいと面倒です。
かちかちと組み上げて、もう一度
MemCheckすると、今度はノーエラーで通る! メモリの不具合はこれでなんとかなりました。そこで再びインストール。Vineを何度か試したましたが、いずれもディスクのパーティション設定の部分でフリーズしてしまう。そこでubuntuを試すと、パーティションを切るところまではいくけど、最後でこける。でもって、さらにもう一度Vineを試したら上手いことインストールできてしまいました。MBRの書き込みで失敗していたのか、単純にパーティションの設定(というかディスクの初期化?)でこけていたのか、なんだかわかりませんが、とにかく動いたので満足。
Vine Linuxのヴァージョンは5.2、現時点での最新版です。
しかし、えらい進化しましたねぇ。僕がVineをメインで使っていたのはCF-S51の頃で、ヴァージョンは2.6だったかな。その後ThinkPad240にも2.6を入れてました。CF-R2は購入時点でまだ内蔵のディスクが生きていて、Win2k Proが入っていたのでそのまま使っていたんだよね(このディスクも後に組み付けてもう一度起動を試みたが、システムが見つからん!とお叱りを受けました。それ以上調べてないので詳細未定)。
で、Vine5.2なのですが、ハードウェアはほぼ完璧に認識するし、デスクトップも(GNOME)使いやすいし、必要なアプリはSynapticでどんどん入るし、快適そのものです。TwitterクライアントはPeraPeraPrvを落としてきて、これまた快適に動いてます。
さすがにLANは有線だと使いづらいので、BuffaloのWLI-UC-GNMを購入。キムラヤで1350円でした。これも差すだけで認識されたので、一切設定はいじってません。
すっかり気持ち良くなってしまったわけですが、問題は音でした。オンボードのサウンドチップ(というか、統合チップ)は認識されているんだけど、スピーカ、ヘッドフォンジャックともに音が出ない。サウンド設定では、同じオンボードの入力側のゲージはピコピコ動いているので、完全に死んでいるのではなさそうですが、なんにしても出力側はアウトです。
モバイル機とはいえYouTubeやニコ動も見たいので、USBから出力させることを考えて、USBサウンドアダプタを購入することにしました。ものはPLANEXのUSBオーディオ変換アダプタ、PL-US35APです。近々到着するので、結果が楽しみ!


BUFFALO 無線LAN子機 コンパクトモデル 11n技術・11g/b対応 WLI-UC-GNM



PLANEX USB→3.5mmヘッドホン/マイク端子 USBオーディオ変換アダプタ PL-US35AP