蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

叔父夫妻来訪

叔父夫妻と父夫妻が夕飯にやってくる。叔父は長兄故、もう結構な歳なのだが、まだ元気な様子で嬉しい。アメリカはジョージアに住んでいるので、最後にあってからもう10年くらい経っているのだ。元気とはいえ、叔父はずいぶん小さくなった。叔母が実にはりのある歳の取り方をしていてかっこいい。穏やかな物腰だが、決してよぼよぼしているのではなく、しゃっきりしている。もう70過ぎたくらいのはずだが、10くらいは若く見える。美しい歳の取り方はあるのだ。品を捨ててはいけない。などとおもいつつ皆で鍋をつつく。鍋は偉大だ。食事の非常に原始的な形態であるように思うが、同時にひどく洗練されている。小さな子供から老人まで、同じものを食べられるのもいい。何となく幸せになる。21時頃、そろそろということで、叔父夫妻、父夫妻ともに帰宅。遊佐未森を聞きながら後片付けをする。夜、静かな台所(兼食堂、兼居間)で後片付けをするのはいいものだ。遊佐未森は実は最近になって初めてちゃんと聞いた。今までなぜか森高千里とイメージがかぶっていて、かみさんにも笑われたが、遊佐未森いいじゃないですか。さいきんこの手の高くて透明感のあるヴォーカルがいいみたい。気持ちよく皿を洗いテーブルを拭く。宝くじがあたったら喫茶店をやりたい。店が閉まったあと、静かに流しを拭いたり食器を戻したりする。そんな妙なところに魅力を感じたり。我ながら変か。