蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

さらばカタロニア戦線(上・下)(冬川亘訳、スティーヴン・ハンター著/扶桑社)

★★★
初盤から中盤にかけてが盛り上がって面白いが、終盤は失速気味。全体を俯瞰すると何が面白かったのかよく分からないのだが、翻弄される登場人物たちの熱に浮かされたような奔走ぶりがよいのだろう。舞台は冬だったりもするが、だらだらと汗を流して読むとよいのかもしれない。クライマックス少し前に登場する老いた女戦士が最高。おばぁちゃんカッコいいよ!

さらば、カタロニア戦線〈上〉 (扶桑社ミステリー)

さらば、カタロニア戦線〈上〉 (扶桑社ミステリー)


さらば、カタロニア戦線〈下〉 (扶桑社ミステリー)

さらば、カタロニア戦線〈下〉 (扶桑社ミステリー)