蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

リアルとヴァーチャル

フェリィで久里浜から金谷に渡る船中で、近づいてくる房総半島を見て地図のままの形だなあと思う。昔の人の描いた地図はどんなだったろう。僕たちはリアルな場所を見る前にヴァーチャルに地図を通してその場所を知るが、地図などなかった頃はその場所に来て初めてその場所を知ったのだ。インフォメーションと体験がリアルタイムでリンクしている。今はインフォメーションが優先。地図はそのために作られたのだから、おかしいことはないのだが……。なにかむずがゆいような感覚がある。