蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

Winny規制さらに

いままで私物PCの持込が、しかもその上での処理が禁じられていなかったとは。まぁ、日本全国、どこも似たようなものか。PCのなんたるかを知らない、というか、ネッワーク時代のPCの位置を正確に把握できず、社会的なコンセンサスがなかった、ということだろう。これからはより厳しくなるはず。棲み分けが必要ということ。
といっている僕の会社でも、いまだ私物PCの持ち込みは禁止されていない(僕も2台持ち込み、うち1台はサーバだったりする)。許可制になっているので、最低の管理(というか把握)は出来ているが十分ではないだろう。社内のPCにしても、逆に管理しきれていいわけではない。結構無法地帯化しているはずだ。Personal Computerを略してPCというわけで、Personalであるが故外部からの干渉を嫌うところはあり、いつのまにかインストールされているアプリとか、ファイルとか、いろいろあることだろう。明確なPC使用のガイドラインがないから当然であるが、使用者の意識の問題も大きい。会社としてもはやうやむやには出来ないところまで、実は来ているのかもしれないが、これらを糺すだけの時間や資源的な余裕がない、というのもまた事実だ。
というような、うやむやが全国に蔓延していて、大きな組織ほど何か起きた場合のダメージも大きく、下のようなことになるのだろう。費用の問題で、私物PCを使用せざるを得ない状況もあると聞く。その少しの予算を絞って結果として大きな事故になるわけで、これもまた上層部の意識の問題が大きいのだろうなぁ。いずれにせよ行き当たりばったりな対処療法でどうにかなる分野ではない。冷静かつ的確な判断を求む。
一部ネットで笑い話になっているけど、Winny封じてどうこう、ということじゃないしね。

ファイル交換ソフト「Winny(ウィニー)」を介した情報流出が相次いでいる事態に対し、外務、総務両省などが職員による私物パソコンの業務使用を原則禁止する措置を打ち出すなど、政府は再発防止策の強化を急いでいる。

総務省は3日、官房長名で「私物パソコンの業務利用の制限について」とする文書を作成。プライバシーに触れるなど「秘密文書に相当する機密性を要する情報」は、私物パソコンでの処理を禁止。これ以外の情報でも公表しないものは「流出する可能性があることを前提に、(使用)許可の可否を判断する」と明記した。