蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

結婚披露宴

高校時代からの友人SHの結婚披露宴にて鶴ヶ島まで出かける。
準備は万全、なはずだったのに、会社から革靴を持ち帰っていないことに朝気づく。かみさんが、靴、大丈夫? って訊いてくれたのがよかった。もともと一時金が出たら靴を新調するつもりが、年末年始のあまりの(自分の)出費に躊躇して買わずにいたのだが、この際仕方あるまいと池袋にてABCマートに寄っていくことに。池袋には何店舗かABCマートがあるのだが、PARCOの中が10時から開くことが分かり、まずはパルコへ向かった。10時45分の電車に乗らなくてはならないが、十分間に合うはずと踏んだ。
しかし、さすがPARCOであった。おされな靴ばっかりおいてあり、印刷屋の営業が履き古すにふさわしいような靴はおいておらず。ABCマートも、割引率下がったなーと思いつつセンター街の方へ行ってみた。こちらにある何店舗かは、皆11時から開くはずだったので、駄目もとな気持ちだったが、セールを開催していて開店準備即販売な体制をとりつつあって助かった。テアトルを左に入ったところのABCマートで少し試してみてからいつものHawkinsを2足(2足目半額セールに乗せられ)購入。Hawkinsも高くなった気がする。結構な出費に胃が痛いが、3年はがんばってはこうとむなしい決意。少なくとも2年は、もって、欲しい...。
靴を無事手に入れたので、不要な分をコインロッカーに預け目的の東武急行に乗車。誰かいるのじゃないかと思っていたらば、Kに遭遇。旧交を暖めつつ近況報告などしつつ電車に揺られる。ある程度の歳をすぎてから、時間の隔たりがあってもまるで昨日まであっていたような感じで友達に会えるようになった気がする。
会場では懐かしい面々と再会。肝心のSHはずいぶんと幸せ太りをして福ふくとしていた。高校時代はいろいろと女の子との交際の関係での愚痴とか聞いていたから、彼が結婚するというだけでなにかすごく嬉しく感じる。当時の親しい仲間は、これでほぼ身を固めたか。気がつけば皆結構いい歳だ。子持ちもそれなりにいて、次世代にリアルに責任を持つ歳になった。
会場にはSHの親族がかなりの数がいて圧倒される。何人かのスピーチを聞いたが、上手な人、饒舌な人、いろいろいて参考になる。短く綺麗にまとめるのがやはり一番だが、これは難しい。ただの叔父ですが、といって挨拶をされていた方にセンスを感じた。一通り食事が進んでから、今度は友人等のスピーチが始まり、我らのもと担任がなかなか感動的なスピーチを披露してくれた。「元担任と紹介されましたが、僕らは同じクラスで時間を過ごした仲間だと思っています。そういう意味で、友人代表として...」と話し始めたそのスピーチは、僕が高校時代20代後半だった彼が、着実に歳を経て、50歳手前になった今ずいぶんしっかりして、頼りがいある感じなったなぁと、元生徒は思った次第。そういう僕だって、当時の彼の年齢をとっくに追い越して、彼が僕らのクラスを持っていた苦労とか、いろいろ振り返りたくないくらい分かるようになっている訳で。ああ、みんな、青春を追い越して大人になるんだなぁ。
そして最後に胸に迫るSHのスピーチを聞いて、披露宴は終了。よかったね。幸せそうで、しかも幸せに緩んだ状態で緊張している独特の表情に、何となくこちらまで微笑ましく楽しくなった。
K、M、W夫妻と池袋でお茶をして帰る。東武デパートの不二家に寄ったのだが、なんとなくみんなその辺で疲れが出てしまって、次第に口数少なくなる。次は5月の連休にでも、元担任のところで遊べるといいね、などと話しつつ駅で別れた。W夫妻は現在岐阜在住なので、そう簡単には会えないのだ。
いいニュースとしては、Kが来月横須賀に引っ越してくることが判明。ご近所さんになるので嬉しい。遊べるといいなぁ。
池袋より湘南新宿ライン国府津行きに乗り、大船で乗り換えて帰宅。妙にぐったりと脱力。まだ完全に調子戻ってないのかな。遅くならず寝ることにしたい。