蝸牛日記(Pseudomenos版)

嘘ばかりの日記です

10代レズビアンは同年代異性愛女性より妊娠のリスクが高い

2009年1月27日のみやきち日記より。

やっぱ本当に少子化云々を憂えるなら、妄想だけででっちあげた「一生子供を作れない性的少数者像」叩きに夢中になるよりも、LGBTが安心して(←ここ重要)子供を作ったり(何度も言うけど異性とセックスできる同性愛者は少なくないし、たとえセックスしなくても人工授精だってできます)育てたりできる社会的システムを作ることに力を注いだ方が建設的よねー。

自分は異性愛者だけど、こういう記事を読むと、社会的偏見と闘うのって大変だなーというのんびりした感想を持ってしまう。異性愛者への偏見は自分は少ない方だと思うけど、きっと気付かない所でほかの偏見などで誰かを苦しめたりしているんだろうなぁ。偏見フリーって本当に難しい。というのはまぁ、自分の性格についての感想。
少なくとも上記引用部の、同性愛者/異性愛者(/拡大解釈してその他の性癖や社会的結合を含む)が安心して子供を作ったり育てたり出来る社会には賛成する。実際異性愛者もこれだけ離婚率が高くなると、従来の「しやわせな」家庭環境での子育てという神話やステレオタイプなモデルを適用する事は難しくなっているわけだし、話はずれるけど子供を対象とした犯罪の増加を見ても、そろそろ社会共同体の(緩い連結)全体の子供、という考え方を持ってもいいようにも思うし。家も家族も崩壊した後、残るのは地域社会な気はするんだよね。自分は近所付き合いあまりしてないけど。でも、子供つながりの親つながりはあるから、そういう所からでも小さな網を少しずつ作れたらいいんじゃないかな。その網には、離婚家庭でも、未婚家庭でも、ヘテロもホモも、外国人もあれこれ共同体への意志を持っている人は入ってるっていうのは、難しいのかな。僕はそういうところごちゃ混ぜな環境で育ったから、ちっとも気にならんけど。
性への幻想かもしれないし、正解かも誤りかもしれないけど、ある程度の潔癖を求める(これは主に子供を作る、その一点に注目して発達した意識だと思うんだけど)と言うのはセーフティと言う観念からもありだと思うし、そういう意味でフリーすぎる性生活を送っている一部の同性愛者の嗜好が全体への悪印象を与えている、と言うのはあるようにも思うんだけど(新宿二丁目でかなり強引にナンパされた経験者はそれなりにいると思うんだ)、まぁ、自分はその辺のデータも持っていないし、フリーセックス何が悪いのよと言われると、趣味以外の観点では何も言えないので、ああ、口を開くべきじゃないのかもしれないな。ただ、以下引用部、

やれやれ、何が「同性愛者が増えると少子化が進む」だ。セクマイはもう十分妊娠に追い込まれてるよ、アンタたちの嫌がらせによってね! 

という意見には、強迫観念からセックスに至っちゃうのは分かるけど、やっぱ、異性間のセックスは基本的に妊娠すると思ってないといかんと、僕は思っている。機能として(タイミングが合えば)やればできるようにできているんだから、できるのは当たり前だよね。(強者の意見と言われそうだが)ヘテロ/ホモ関係なく、自分の性をどう扱うかという点で、セーフティを書くセックスに至っちゃうのは軽率だと思う。そうそう、だからそれは、社会として、ちゃんと子供たちに教育すべき部分だろう。うん、そうか。そうした教育が至らないと言う意味で、ヘテロもホモもセックスを大切にね、といわずにきていると言う意味で、確かにセクシャルマイノリティ(ほど)が追いつめられて、自分のセックスを試して妊娠しちゃう、っていうのはあるのかもしれないなと書いていて思った。なるほど。
酔っていてちっともまとまらんが、とにかく、セックスについてはしっかり教育しないといかんよなー。自分も子供にはできてないけど。と、セクシャルマイノリティな話から一般論に移って終わってしまった。スマン。